医者かて人間 〜時間の切り売りやめたろ科〜

30代、3児の父。臨床医の3倍稼ぐ産業医。健康管理のプロ。相場には強気、女性には奥手。多忙からの解放と収入の多角化を実践するブログ。

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そう言えばオレも不動産投資でカモられそうになったなって話

仮想通貨外来のクリドクです。 

 

今年になってスルガ銀行関連のニュースをよく見かけますね。

 

実は数年前にわたしも過去にスルガにお世話になりかけたことがあり

 

スルガ関連ニュースを見るたびに色々と思い出してしまいます。

 

不労所得を夢みて

 

忙しさからの解放と

本業以外の収入源の構築について考えたときに

まっさきに挙がってくる候補は

 

やっぱり不動産投資でしょう。

 

実際に医師で不動産をがんばっている方はたくさんおり

わたしもその道を目指していました。

 

職業柄、融資を受けるには有利な条件がそろいやすく

まずはマンション1棟買いでスタート

そこから徐々に拡大してプチ不動産投資家への道へ

そして本業の忙しさからも解放され

 

そんな未来を思い描いていました。

 

仲介業者との出会い

そんなわけで、不動産関連の本を読み漁ったり

ネットで情報収集を続けたりしていると

引き寄せの法則というやつでしょうか

久しぶりにあった知人の知人の紹介的な流れで

ある不動産仲介業者と接点を持つことになりました。

 

こちらとしては願ったりかなったりのタイミングで

不動産オーナーになるための相談から

具体的な物件の紹介へ

さらには

銀行融資の相談、融資の審査、契約書類の準備等々が

どんどん進んでいきました。

 

仲介業者の担当者は

不動産業とは思えないほど人柄もよく

信頼感・安心感を与えてくれます。

この業者が検索上位に出てくる点も頼もしいところでした。

 

あれ??と思った引っかかり

銀行から融資を引き出す際に

属性チェックがあります。

主に、現在の職業や年収、持っている金融資産です。

 

あまり積極的に貯蓄をしていなかったわたしは

『ご年収の割に貯金が少ないですね』という評価。

 

通常、不動産を購入する際は

物件価格の1割程度を頭金として求められます。

それくらいを持っていないと融資の審査で引っかかるわけです。

これはダメかなと思ったら、仲介業者から妙案ありという知らせが入ります。

 

『ネットバンクの口座残高の画像を用意して下さい』という仲介業者。

 

それを渡して数日後

 

『これで融資はいけますよ! 』と見せてくれたのが

残高の額を改変した画像です。

残高が非常に理想的な数字になっています。

 

『フォントもしっかり合わせてありますからバッチリです』

『だいたいみんなやってるから大丈夫ですよ』

『あなたが黙ってさえいれば誰も何も言いませんから』

 

これ全部マジで現実に起こったことです。

 

残高改ざんのニュースは多々出てきていますよね。

 

 

一気に大きな不安が広がりましたが

着実に進んでいく契約の話と

すぐ目の前にまできている不動産オーナーへの切符です。

 

あれこれ悩みました。

 

顧問税理士からもいくつか懸念事項を伝えられましたが

そういうときは、どうしても自分の都合のいいように解釈してしまい

素直にアドバイスを受け入れられません。

 

 

 

 

最終的には 

契約書を交わしたものの

クーリングオフをつかって契約をキャンセルする形で

幕を閉じることになりました。

 

子どもの前で堂々と不動産オーナーになったと言えるか?

という自問をしたときに

自分がウソをついている、というのが

なんとも気持ち悪かったからです。 

 

スルガはなんで潰れないの?

こんな荒っぽいことしてなんで潰れないのか?

みんな思っています。

 

正直、詳しいことはよくわかりませんが

残高の改ざんについては

 

行員が直接手を下してやっているわけではない

仲介業者が動いているケースがありつつも

その資料を提出する購入者に

最終的な責任を押し付けることが可能な形で

売買契約が成立しています。

 

すべて知りつつも

自分たちは騙されて融資をしてしまった

 

こんな逃げ道をたくみに用意してあるのでしょうね。

 

 

個人的には、この1件を経て学習したことがたくさんあります。

肝を冷やしつつも、動かないよりは、動いてみることってやっぱり大事。

 

そして

そんなわたしは現在、太陽光発電事業を4法人手がけていますが

それはまたいずれ記事にしてみます。