医者かて人間 〜時間の切り売りやめたろ科〜

30代、3児の父。臨床医の3倍稼ぐ産業医。健康管理のプロ。相場には強気、女性には奥手。多忙からの解放と収入の多角化を実践するブログ。

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産業医が語る人材採用するときの2つの注意点

新年度ですね

新入社員らしき方々のういういしさにほっこりしています



ところが、あと1〜2か月もすると

健康相談室にメンタル相談に来られる方が増えてきます。



産業医的には、どうしてこの子採用したの??


というレベルの子も少なくなく。




そこで人事、採用担当者に知っていただきたい



メンタル予備群の嗅ぎ分けの知識を書いておきます。



1.運動経験や運動習慣をあなどるなかれ




採用面接で聞いていいこと、いけないこと


色々ありますからホントに面接やりにくくなってますよね




そんな中、企業的には心身ともにタフネスな人材が


貴重になっているように思います。



昔から体育会系が好まれるところがありますよね。



医学的にも運動しているかどうかは超重要です。



詳細は下記の書籍にくわしく書いてあります。
ちょっと難しいですが、かなりの名著ですよ!







要点書いておくと


  • 運動習慣ある人のほうが、メンタル不調になりにくい

  • 運動習慣ある人のほうが、頭がいい

  • 何歳から運動始めても、頭が良くなる!

  • 何歳から運動始めても、心もタフになる!

運動すると脳が発達します

そもそも外見上の形が変わるくらいの効果があります。


面接の場で、これまでの部活とか趣味の話題で

運動に関係する話題が出たらぜひ広げて詳しく聞いてみてほしいです。


体力がある人は気力・胆力も伴う傾向が高いです。



2.発達障害の可能性を気にしておく


人とは違う、個性が際立つ人財を求める会社もあります。


そこでちょっと変わってるけど


ある特定分野についてはキラリと光る才能を感じる人は重宝されます。





才能がうまく職場にマッチすれば問題はありませんが



なかなかそう都合良くもいかないのが現実でもあります。




グループ面接なんかでよく見ているとわかります。



他者への気遣いができない


場にそぐわない・空気を読まない態度や発言


想像力に欠ける対応
なんかです。



発達障害は最強の武器である (SB新書)
成毛 眞
SBクリエイティブ
2018-02-06





発達障害の傾向というと



ルーチンワークをきっちりこなすことにはピカイチの才能
を発揮します


若手のあいだ、原因と結果が1対1で済むようなシンプルな仕事なら




あまり目立つことはないかもしれません。




ところが中堅以降





人をまとめるとか仕事を采配することを求められると




急に仕事ができなくなるケースもあります。




優先順位がつけられない


臨機応変にはできない


同時に複数のことを平行して進めるのが苦手





要はリーダー業務とか管理職の役割には向いていないのです。



日本の法律は労働者保護色が強く



一度雇用したらなかなか解雇はできません。



採用コストがムダにならないよう




しっかりと自社にあった人材選びがデキルように




なると良いですね。









あ、今日はBTCなにやら下り坂ですね。