医者かて人間 〜時間の切り売りやめたろ科〜

30代、3児の父。臨床医の3倍稼ぐ産業医。健康管理のプロ。相場には強気、女性には奥手。多忙からの解放と収入の多角化を実践するブログ。

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海賊とよばれた男

海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上
(2012/07/12)
百田 尚樹

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海賊とよばれた男 下海賊とよばれた男 下
(2012/07/12)
百田 尚樹

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上下巻とも読み終えました。

なんとも壮大な物語に胸いっぱいの読後感です。

日本に自動車なんて1台も走っていない

まさに石炭全盛の時代に

石油こそが日本を豊かにすると信じて始まる悪戦苦闘の日々。

その先見の明もさることながら

なんといっても醍醐味は主人公、国岡鐡造の骨太な人間愛でしょう。

社員は家族、人は宝の本当の意味を教えてもらえた気がします。

本物の信念や決意といったものに触れることこそが

人を突き動かす強力な原動力になる、時として敵味方関係なくです。

決して屈しない、諦めない姿に、いつの間にか味方が増え

思わぬ支援者が現れ、人と人はこうやってつながっていくものなのだなと

気付かせてもらえました。

欧米の合理的でスマートなリーダー像も良いですが

どこか泥臭い人間味あふれるこんな人物像こそ

日本人らしいし、日本人にしかなり得ない、指導者だとも思いました。

本屋大賞は伊達じゃないですね(笑)おススメします!